赤川焼は、富山県下新川郡朝日町出身の野村彰氏が開いた窯で作られた陶器。
赤川焼として生まれる茶碗や花器は、日々の生活に馴染む素朴な味わいが特徴で、日用品から贈答品まで、手にとる人に喜ばれている。
また同町のなないろKANでは、野村氏の指導で陶芸教室が行われており、世代を超えて人気を博している。
朝日町の名物・バタバタ茶を入れる五郎八茶碗にも赤川焼が使われている。
「山郷徳利」
朝日町出身の日本画家・谷口山郷
自ら型を製作した 赤川焼の「山郷徳利」
creative person
赤川焼のある風景
富山県下新川郡朝日町
蕎麦とお店になじむ風合い
風味とのどごしに定評がある、信州そばの店「そば処 草の子」。 店がある朝日町東草野地区と赤川地区が隣接しているのに店主が縁を感じたことなどから、 赤川焼を取り入れたのだという。赤川焼の自然で素朴な風合いが、 自然に囲まれた店の落ち着いた雰囲気と、店主の打つそばに合う、 と訪れる人から好評を得ている。
富山県下新川郡朝日町
オーナーの思いを感じるシンプルな器
ハーブを取り入れたドリンクや、地元の食材を使ったランチを楽しめる「ハーブと喫茶 HYGGE」。 町の人々の憩いの場となっているここでも、朝日町を愛するオーナーの思いから、赤川焼が使われている。 陶器のデザインはシンプルで、ハーブをイメージした緑色のアクセントと 棚山地区で採れる白土をのせた模様が特徴。一枚一枚表情が違うのもおもしろい。
赤川焼ができるまで -Process-
食と赤川焼
食を形づくる器を作るにあたり「陶器は使えるものであれ」
という思いから色、図柄、質感など、食べ物が映えるようにそして使う人が使いやすい器づくりを心がけています。
こちらでご紹介した陶器は、実際に使うお店の意見を取り入れ、その雰囲気や料理に合わせて仕上げたものです。
お店ごとに違う、赤川焼ならではの個性を器をとおして感じていただければと思います。
赤川焼窯元 野村彰